思わず叫びたい!脂漏性皮膚炎が治るまで辛かったこと3つ
私は1年前まで、脂漏性皮膚炎に悩まされていました。
私の発症原因は以下のとおりです。↓
市販のカラーリング剤で髪を染めたところ後頭部にかさぶたが発生。
それを放置したらかゆくなり、我慢できずかいていたら血が出てさらにかさぶたが拡大。
さらに放置していたら頭皮に赤みが広がり脂漏性皮膚炎になりました。
主な症状はかゆみと、はがれおちてくる鱗状のフケでした。
たったそれだけが、とても辛かった。
今回は過去を振り返って、辛かったことをまとめました。
① ジャケットの肩にフケが落ちていないか、常に気になる
現在の職場に決まる前、転職活動のためにスーツを着ることが多かったです。
黒、またはダークグレーのジャケットを着用してあちこち歩き回るのですが、
その間中、肩にフケが落ちていないか気になって仕方ありませんでした。
髪が肩につく長さのため、面接時はヘアゴムで束ねるのですが
頭皮が引っ張られるので後頭部にかゆみが発生します。
緊張して頭皮にも汗をかくのでさらにかゆくなります。
そこでかいしまうと、肩にフケが落ちてしまう。
黒い服に白っぽいフケが落ちれば非常に目立ちます。
フケが落ちれば面接官からの印象が悪くなってしまうと思い、
面接が終わるまではとにかく我慢。
毎日お風呂に入っているしシャンプーもしているのに、
なぜ不潔の代名詞のようなフケに悩まされないといけないの???
叫びだしたいような気持ちでした。
② 親に小言を言われる
皮膚炎が長引くにつれ、私は後頭部を無意識のうちに引っかくようになっていました。
首のうしろに手をやり、指先で頭皮を触って、かゆい部分を爪で引っかく。
触ってはいけないと分かってはいるのにやめられませんでした。
乾燥して荒れた頭皮をかくと、それまで我慢していたかゆみが解消されるので
正直、快感でした。
それを、家族といるリラックスした時間にやってしまうようになったのです。
こたつに入って映画のDVDを見ているとき、
リビングで雑誌をめくっているとき、
何気なく手を首の後ろにやってしまうのです。
そんな私に、母親が気付かないわけもなく。
「ほら、また首の後ろを触ってる。触るから治らないんだよ。」
「病院に行って早く治しなさいよ~」と
まるで子どものように小言を言われる状態でした。
お母さん、病院に行ってもなかなか治らないんだよ!
と叫んだら喧嘩になりますので、「そうだよね…」とばかり返していました。
③ 症状について他人に言いづらい
たとえば口の中に2か所同時に口内炎ができたとします。
ごはんを食べるときも話をするときも気になって仕方なくなります。
口内炎だったら、誰でもありうることで、
友達や同僚に気軽に話せるのではないでしょうか。
「今口内炎できて、つらいんだよね~」と。
でもこの脂漏性皮膚炎についてだと、そうはいきません。
私は母親以外に話すことができませんでした。
不潔な人、不衛生な人 だという印象を与えたくないし、
頭がかゆくてフケが落ちるという話を聞いていい気分になる人はいないでしょう。
会社で働いている間はなんとかばれないように隠さなければいけないと思っていました。
お手洗いのたびに鏡で自分の肩をチェック。
デスクワーク中、突然かゆくなっても、かかないように我慢。
しかし、電話でのクレーム対応など普段よりストレスを感じる業務の際には
耐えがたいようなレベルのかゆみがわきあがりました。
対応を終えてから離席し、トイレの個室のなかで患部をかきむしって、
洗面台の前で肩がよごれていないかチェックして自分の席に戻る。
というようなことをたびたびしていました。
今振り返ってみると、症状とよくならない現実だけでなく、
それを隠し通さなければという
プレッシャーを自分で作り出して、つぶれそうになっていました。
この後、完治までの道のりが以下の記事です。
どなたかの参考になれば幸いです。