映画「劇場版センキョナンデス」@東中野ポレポレ
「劇場版センキョナンデス」を観てきました。
私はちょうど香川1区ナンデスの辺りから見始めたヒルマニアです。
リアルタイム視聴は仕事でできないことが多いので金曜の夜にアーカイブで見る派。
正直、映画「香川1区」も見て、その後有料配信や配信後のボーナストラックとかもいつも楽しく見ていたけど、それを一本の映画にまとめるってどういう感じになるのかな???もう選挙の結果も安倍首相の事件のことも知ってる状態でそれでも楽しめるのかな?という思いもあった。映画は大好きだけどやっぱり無料配信に比べたらハードル高く感じるし。
しかし。2月にプチ鹿島さん、ダースレイダーお二人の街宣活動を見に行ったら現場でものすごい熱が伝わってきて。チラシ・ステッカーいただいて、さらにはファンサまでしていただき・・・「これはお祭りなんだ!よし、私も参加しよう!!!」と心が動きました。やっぱり何事も現場第一・・・これは映画の中でも存分に映し出されているけど。
以下ネタバレありの感想です
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・まずは音楽がかっこいい
劇場のスピーカーで鳴るドラムの音がカッコよくてビリビリくる。めっちゃ新鮮
・香川のうどんのシーンの時点でロードムービー感が溢れ出していて好き。普通に歩いているだけですんなり小川さんに遭遇するシーン、もう見たことあるにも関わらず、うまくいきすぎで笑えたw
・プチ鹿島さんが四国新聞の記者、広報の担当者に迫るシーンのキレ。あまりにも鮮やか。
` 会社という組織の一員という立場の方がハッキリ返答できないのも、一応理解はできる。。。でも新聞記者だから。ものすごく強いペンという武器を持っていて、それを使ってあなた方は何をしてるの?というやるせなさが残る。・・・その後に例のファックスで一回オチをつけてさらにもう一回例の恐怖映像でオトす。良い構成だなーと思いつつ、やっぱり最後にはやるせなさで体の力が抜けてくる。
・松川るい議員
「特にブラック企業に勤めてる人はすぐ辞めて。成長産業にうつって!」のくだりが胸に突き刺さったw なんか、、、自分に言われた気がしてw まさに自分がそういう労働者だと思うし。
そんな私が思うに、日本で労働者のためのリスキリングに国がお金を出しても、なんか特定の大企業に潤沢な予算が流れて、やってる感が醸し出されて、その後ほんとに一人一人の生活が楽になるところまで実現するのかは疑問です。オリンピックもそうだし。COCOAとかも。
でも、そういう政策についてしっかり話した上で「私にやらせて!」とまで言える政治家が当選したことは本当に良かったと思いました。
・安倍さんの事件当日の空気
正直、どういう感じだったのか思い出せなくなっていた。
映画としてまとめて残す意味が絶対ある。
・辻本清美議員
ヒルカラナンデスを見始めて、1番イメージが変わった政治家。
鹿島さんが紹介してた新書も読んだし。
声自体にパワーがある上に喋りもうまい、それは知ってたけど。選挙で一回負けた、でももう一回やってやる、という凄味が画面に映り込んでる。そして恐るべき人懐こさ。安倍さんのこと聞かれた時、撮るのやめてとも言えただろうに言わなかった。この方の代わりなんてどこ探しても見つからないでしょう。戦うリベ女恐るべし。
・菅伸子さん
この映画で唯一残念だったのは伸子さんの応援演説がカットされていたこと。
ちょっと物足りなかった。。。メラメラと炎が燃え上がっていくような名調子が好きだったので。ノーカット版YouTubeで探して確認しちゃいました。そしたら、あーーーー確かにカットするしかないかもな、って思ったりしてw でもほんとにかっこよくて大好き。伸子さんの著書も読みました。いつか生で演説しているところをお目にかかりたい。どうすればいいのか。とりあえず菅直人さんのTwitterフォローしてみました。
・次回作ティザー映像???
ダースさんのフリースタイルラップ、初めて見た時の衝撃が忘れられないので、こちらもぜひ映画にして残してほしいです。続編期待!
帰りに買ったパンフレットはカフェタイムにぴったり。いい休日になりました。
ポレポレのカフェ初めて入ったけどとてもいい雰囲気だった。今度はキーマカレー食べに行く予定!
街宣活動、映画そのもの、パンフレットの中身など、作り手の熱がものすごく伝わってくる映画体験でした。よりよいものを生み出す、届けるエネルギーの尊さ。私自身は最近、カネカネ、数字数字ばかりの職場で死にかけていたため、余計に心に響くものがありました。ぜひ次回作も実現してほしいです!